鬼怒川源流部 明神ヶ岳(1594.5m) 2013年11月9日  カウント:画像読み出し不能

所要時間 6:56 林道−−8:14 1361m峰−−8:58 明神ヶ岳 9:02−−9:29 1361m峰−−10:02 林道

場所栃木県日光市(旧栗山村)
年月日2013年11月9日 日帰り
天候
山行種類籔山
交通手段マイカー
駐車場尾根取付付近に駐車スペースあり
登山道の有無踏跡あり
籔の有無1370m鞍部から明神ヶ岳までが笹あり。ただし踏跡あり
危険個所の有無無し
山頂の展望樹林で展望なし
GPSトラックログ
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コメント滝倉沢左岸尾根より往復。現在はここがメインルートで踏跡明瞭、目印多数で籔山の感じがしないほど。標高の割に笹が薄く道が無くても問題なさそう




滝倉沢にかかる橋 林道上流方向
橋のたもとの駐車スペース 駐車スペースの反対側が踏跡入口
植林の急登 新しい軍手の落し物
植林が続く 1050m峰
再び登る 1361m峰直下
1361m峰 1361m峰の標識
1361m峰の標識 熊棚。あちこちにあった
1360m峰手前で薄い笹 真新しい倒木処理の跡
最初の1400m峰手前 明神ヶ岳
1370m鞍部 最後の登り
踏跡あり 滑車
腰の高さの笹があるが踏跡もある 明神ヶ岳山頂
山頂標識 山頂標識
途中から見た会津駒ヶ岳付近 根名草山
右が黒岩山。僅かに白い 女峰山
林道到着


 旧栗山村中央部での最高峰は明神ヶ岳であろう。たぶん昔は大佐飛山のように未知の領域の山だったのだろうがネット時代で情報が得られるようになって便利になった。検索では北西側の滝倉沢左岸尾根に明瞭な道があるそうだ。林道をもっと奥まで入れば所要時間を短縮できそうな尾根も見いだせるが、場所と標高から察すれば笹が深いと思われ、道があるならそれを利用するのが楽だろう。

 宇都宮ICで降りて旧今市経由で湯西川に入る。湯西川ダム工事に伴う集落移転で道も付け変わり地図と違うので集落の中で少しうろうろ、ようやく林道入口の橋を発見できた。通り抜けできないことが書いてあるがこちらはそこまで奥には入らないので問題なし。

 林道は舗装されていて走りやすい。落ち葉が積もって滑りやすいのでカーブでは大きく減速する必要があるが、ダートではないので安心感が違う。目的の尾根が分かるかちょっと心配だったが滝倉沢を渡る橋は大きいのですぐ分かった。尾根末端入口には赤テープが下がっているので間違いない。道路を挟んだ反対側には2,3台分の駐車スペース。今は無人だが明日は他に登りにくる人がいるかな。上空は満天の星空。

 翌朝、すっかり寝坊して明るくなりだしてから起床。朝飯を食って7時前に出発。気温はそこそこ下がってはいるが0℃までは落ちていない。ここは谷間なのでまだ日差しは無いが西側の山には日が当たりだしていた。周囲はちょうど紅葉のピークだが山の上は既に落葉して丸坊主。冬は近い。

 尾根末端の踏跡を上がり、植林の急斜面に付けられた踏跡を登っていく。登山の目印と林業の目印とが混じりあうが踏跡は明瞭なので迷うことはない。もしルートを見失っても尾根上は藪は無く自由に歩ける植生なので、素直に尾根を登っていればどこかで踏跡に合流するはずだ。

 高度が上がり尾根の傾斜が緩んで歩きやすくなると周囲を見る余裕が出てくるが、残念ながらこの尾根は樹林に覆われて落葉した枝の隙間からしか景色を見ることができない。それでも県境稜線の向こう側には真っ白な会津駒ヶ岳や、頂上付近がうっすらと白い黒岩山などを見ることができた。もう豪雪地帯の高いところは積雪期に入りつつあるようだ。藪漕ぎも来年だなぁ。

 高度が上がっていつ笹藪が出てくるかと思っていたが一向に出てこない。持丸山の経験では標高1200m以上は笹藪だったので、より県境に近く雪が多いであろうし明神ヶ岳の1500mを越える山だとかなり深い笹藪だと覚悟していたが、1300mを越えても笹が薄くて拍子抜け。1361m峰も笹藪に覆われることは無くすっきりとしたピークだった。僅かに南に下った場所に「金剛ゾネ」の標識がかかっていた。

 ここから鞍部まで少しばかりの下り。やや痩せた尾根上では石楠花が登場するが踏跡の幅は邪魔な木はなく歩きやすい。そういえば途中の新しい切り株の断面はきれいで鋸かチェーンソーで切断したものであり、多少なりとも登山道整備がなされているように見える。植林があるからな。

 鞍部付近は上空が開けた明るい場所で、この先の登りでようやく笹が登場。ただし高さは膝〜腰くらいで笹の中に明瞭な踏跡が続くので藪漕ぎにはならない。道ができるくらい訪問者が多いということか。今は少しだけ濡れているが乾いていれば快適に歩けるだろう。

 傾斜が緩むと明神ヶ岳山頂。ここも低い笹原と樹林に覆われて展望は無い。標高はあるので樹林さえなければ360度の展望が楽しめるのだろうが残念。でも予想外に笹が薄く道も明瞭で楽をして登れたのでそこは運がいい。しかしなぜ横瀬山付近は標高1300mで激笹藪なのにここは標高1600m近くでこんな楽な笹で済んでいるのだろうか? 普通は雪が深いところの方が笹も深く、標高が高くて県境に近い場所の方が笹藪がひどいはずなのだが。この分だとお隣の高倉山も笹が薄いかな。

 帰りは往路を戻る。好天に恵まれたが本日の訪問者は他にいなかった。

 

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